店長日記32
第3回石鯛タグ&リリース『ガンバレ!三宅島』大会編
去る7月2日(日)伊豆七島・三宅島にて、第3回石鯛タグ&リリース『ガンバレ!三宅島』大会
が開催されました。

受付風景 右はTFC幹事長・磯釣り人魚会 谷島会長。 大会運営ではお世話になりました。
長い噴火災害から見事復活をとげた三宅島ですが、噴火災害による4年間の自然禁漁により、
特に島周りの魚が噴火前と比べて比較にならないほど増えたそうです。
そんな中、三宅島では昨年5月より一般釣り人の受け入れを開始し、それに伴い、
災害の産物とも言うべき資源(魚)を有効活用すべく、平野村長をはじめとする三宅村行政から
釣り人に対するお願いという形で『石鯛、石垣鯛に対するバッグリミット制』が導入され
(詳しい経緯は2006年版JGFAイヤーブックご参照ください)今日に至っています。
そんな三宅島を応援するために開かれた今大会は、JGFA、全磯連関東支部の後援と、
東京都三宅村、東海汽船(株)の協力、石鯛関連メーカー各社の賛同を得、
FUJI工業、ダイワ、シマノ、モーリス、ティー・プロ(順不同)のメーカーからの参加を含めた33人
の参加者が集まり、大いに盛り上がりました。
また、大会前日の7月1日にはJGFA、石鯛関連メーカー等からの協力金により石鯛稚魚10000尾を買い付け、
三本岳を中心にJGFA岡田会長自らの手で船から10cmほどの石鯛を放流して頂きました。

メーカー、JGFAの協力金により石鯛稚魚の放流を実施しました。
三宅島は日帰りで7kgクラス、はたまた夢の10kgクラスのクチジロが狙える、
石鯛師にとっては夢のフィールド。三宅島本島はもちろん、島の南西に位置する三本岳は、
名だたる石鯛師が大判を夢見て通いつめた超一級ポイント。
私も過去2回、渡礁した事があります。一回目は噴火した年の5月にマカド根のテラス。
2回目は今大会の前週。磯釣り人魚会の例会で大根に乗りました。
大根では6人で2kgの石垣鯛を筆頭に10数枚をリリース。小さいながらも朝から活発にエサを取り
大会への期待が高まりました。
東海汽船の定期船で22:30に竹芝桟橋を出発。船中では車座になって石鯛談義を肴に酒盛り!?
これも汽船を使った釣りの楽しみでしょう!

5:00に三池港に到着。いつもお世話になっている喜久屋さんに(渡船、車、エサの手配をお願いしています)
あいさつを済ませ、とりあえず、渡船(住吉丸)の停泊している阿古へ車を走らせます。
大会当日は前日から吹き始めた南西風の影響で三本岳への渡船が心配されましたが、
意外にウネリは思ったほどではなく、マカド根、大根、間の根、青根へ渡礁することが出来ました。
また地磯組の参加者は風を避けて島の北東側を中心に(立ち入り禁止区域を除いて)竿を出しました。

阿古桟橋から三本へ
私は3回目の三本。今回は南西の風に強い青根にシマノS藤、0黒氏、Y田さんの4人で竿を出しました。
青根に乗るのは全員初めて。船中でEIZO大先生にポイントを教えてもらい、『しっかり釣れ!』と
叱咤激励を受け、いざ釣り開始。

三本・青根
まずは様子見でマガニの半割りを2個付け、第1投・・・・。シーーーーーン。。アタリが出ません。
エサをチェックして、少し左に2投目・・・・・。シーーーーーン。
3投目は30mぐらい投げてみます。今度は糸ふけをとっている最中からアタリが出ました。
おー、いたいた! エサをあげると空針。
4投目。同じところに投げ、アタリを待っているとグングングーーーーンと竿が入った!!
早アワセをしないように、ちょっと待ってから竿を立てると、魚の重みが伝わります。
幸先良く、1尾目をリリース!37cmでした。

タグを打ちます。磯の上は熱いので、まず磯に水をかけ充分冷やしてから行う。

シマノS藤氏にヒット!!

はい、ポーズ

そして、リリース(^^)
それからは仕掛けを入れるたびにアタリが頻発!!しかし魚が小さいのようで中々竿が入りません。
そんな中、ガンガゼで攻めていたシマノのS藤さんは40cmクラスを2尾リリース。
しかし、9時過ぎぐらいからアタリは遠のき、時折回ってくる魚がアタリを出す程度になってしまいました。

サラシに沸いていた40〜50cmクラスのメジナ。
少しマッタリとした感じになっている時、私の右で竿を出していた0黒さんの竿が突然、大きく揺れました。
これはちょっとサイズがいいかも??というようなアタリです。
一度手持ちにし、なかなか走らないのでもう一度竿掛けにかけたところで、一気に竿が入りました。
必死にリールを巻く0黒氏。魚が見えてきました。おお!いいサイズです!
クチの周りが白くなっているサイズの魚。ところがその魚の後ろに茶色い藻が付いてきています。
最初、藻に絡まっているのかと思いきや、その茶色い藻はナント!サメでした!!
せっかくのサイズですが残念なことに、バックリとサメにやられてしまいました。
釣りをしている以上、こういう不可抗力なアクシデントは避けられないですね。
それにしても驚きました。

幻の優勝魚となってしまいました・・。
大会全体的に見ると、どの釣り場でもアタリは活発だったようで、エサを使い切って時間が余ってしまった
参加者もいたようです。特にマカド根の通称テラスは好調だったようで、初めて石鯛釣りをするFUJI工業、
T口氏が3尾をT&R。石鯛釣り数十年ぶりのモーリスI崎氏も3尾T&Rし、T&R部門の3位に入賞。
学釣連時代に石鯛釣りに燃えたダイワ、S藤氏もしっかり!ゲット!マカド根テラスで竿を出した全員が
型を見ることが出来たようです。

こちらはマカド根テラスのリリースシーン。魚は本イシ。釣り人はモーリスI崎氏
結果、33人の参加者で53.5cm3.2kgを筆頭に43尾の石垣鯛と1尾の石鯛をリリース(うち29尾をT&R)し無事大会を終えることが大会としては大成功でした。

こちらは、間の根。大会実行委員のK林氏 ロッドはイクシーク5353


同じく間の根のM岡氏
お約束のオバQも釣れました(^^)

どーーん!見事優勝はEIZO大先生でした。 このサイズになるのに10年以上の歳月が必要。
石鯛、石垣鯛の類は50cmになるのに10年、60cmになるのに20年と言われる、成長に時間が掛かる魚です。
またJGFAのタグ&リリースの調査では、ほぼ100%の魚がリリースされた同じ磯で再補され、
固着性が強い事が証明されています。
今回、三宅村から発信された石鯛、石垣鯛に対するバッグリミットは、上記の事を考えると非常に効果的で、
大変素晴らしい事だと思います。
いつまでも石鯛釣りが楽しめるよう、ルールを守って楽しい釣りを!!

入賞賞品は石鯛やクチジロをモチーフにした陶器。製作は大会実行委員でもある人魚会K林氏

JGFA岡田会長(左)自ら石鯛稚魚を放流して頂きました。

参加者全員で記念撮影。次回大会も三宅島を予定しております!!!
【大会結果】(敬称略)
大物賞優勝・磯釣り人魚会 丸橋英三(53.5cm 三本岳マカド根)
大物賞2位・磯釣り人魚会 相島孝恒(46.0cm 三本岳マカド根)
大物賞3位・犬飼 修 (45.0cm 三宅島本島 潮の鼻)
タグ&リリース賞優勝・磯釣り人魚会 丸橋英三(124.5cm 三本岳マカド根)
タグ&リリース賞2位・レインボーキャブ 本岡利章 (109cm 三本岳間の根)
タグ&リリース賞3位・潟a[リス 岩崎謙二(105cm 三本岳マカド根)
タグ&リリース賞3位・レインボーキャブ 村上昭彦(105cm 三本岳マカド根)
早釣り賞・SABALO 助川博也(37cm 6:54 三本岳青根)
ラッキー賞・シルバー磯釣りクラブ 小林高志