店長日記23 『阿寒湖にサクラ咲く!』編
ちょっと早い夏休み?とういう事で、お店を休んで行って来ました阿寒湖へ!
今回は『阿寒湖SABALOツアー』の第4回目。6月16日〜22日の間、ガイドの
タマリスク引地さんを頼みまして、私は18〜20日阿寒湖での釣りを満喫しました!
同行は、大阪からI丹さん、S君、W氣さん。東京からS田さん、N井先生、Mさん
丸橋大先生、私の総勢8名です。

この時期は例年モンカゲロウのハッチのピークに当たるのですが、今年はどうやら
ハッチが遅れているようで、前情報ですとモンカゲのモの字も無いとの事。
メインのモンカゲの釣りが怪しくなってきましたが、ライズの釣りならユスリカ、
ライズの無い時はストリーマーの引っ張り、そしてモンカゲと並んで
超エキサイティングなドライワカサギの釣りと、状況が悪い中でもどれかしら楽し
む事が出来る所がさすがは阿寒湖!一流釣り場のいい所です!!
16日、仕事をしていると一本の電話が・・・。
電話の主は社長です。
『今、ワカサギの釣りしてんだけど、もらったW氣フライじゃツレネーぞ!』
『シリコン、ゴテゴテのI丹フライしか、釣れねぇー。シリコン持ってきてくれ!』
モンカゲが全然ダメなので、もう一つのメインの釣り、『ドライワカサギ』で
アメマスをガイドの引地さんのボートから釣っているようです。
実は、かれこれ1ヶ月ほど前。上京した折にW氣氏自慢のワカサギフライを
見せてもらい(彼はこの釣りにハマって、昨年の秋と6月の頭にワカサギの釣り
をしに阿寒湖まで行っている)社長も私もそのリアルさに驚いた次第でありました。
見た目のリアルさはもちろん、浮き方というか水面の捕え方が素晴らしいフライで
この手のフライを作らせたら私の知る限り右に出る者はいないでしょう。
しかし!そんな絶対の秀作と思えたフライに一発も出ないそうで、シリコンを厚塗り
したI丹フライにボロ負けしたとのこと。いや〜、釣りはこれだからわかりません。
それはそうと、私のワカサギフライはW氣氏にもらったモノを見本に作っているので
はっきり言って緊急事態!この手のフライは作るのに1時間以上掛かる為、今から
では間に合いません。もはや手遅れ。。。か!?
18日。
15時ごろ釧路空港に無事到着。ここからバスで阿寒湖湖畔に向かいます。
小一時間もすると、お世話になる
ホテルエメラルドに到着。
このホテル、釣り人に対するサービスは満点で、聞きしに勝るとはこの事。
朝早い釣り師の為の弁当のサービスや、ウェーダーの乾燥室もありがたいです。
荷物を部屋に預けて早速、イブニングに向けて釣仕度。
社長、S君、I丹さん達と落ち合い、S田さん、N井先生、Mさんが待つ
『
レイクスパ高田』の桟橋へ。レイクスパ高田のオーナーさんは阿寒湖の釣りを
故西山徹さん達と世に広めた中の1人で、バリバリのフライフィッシャーマンです。
この日の午前はN井先生がドライワカサギの釣りでラインクラス別のアメマスの
記録魚を釣ったそうで、モンカゲはイマイチでも、ドライワカサギの釣りは好調のようです。
釣まくったMさん。朝飯前に桟橋でストリーマーを引き、4連発!!
これもMさんが釣ったニジマス。こちらは阿寒湖近くの瓢箪池にてサイトフィッシングで。
17時頃、イブニングの釣りをすべく引地さんのボートで大島というポイントに
渡船です。既に何人かの釣り師が立ち込んでロッドを振っています。
私達は扇状に張り出した浅瀬の右側から釣り開始です。
昨日は18:30くらいからライズが始まったそうですが、
私の前では19時近くになってもライズが始まりません。たまらずN井先生に
『そっちはどうぉ?』っと聞くと、ライズしているとの事。
『!!スンマセン、横に入れてください!!』と、横に入れてもらいます。

それからは、もぅ、ライズ!らいず!RIZE!!
アメマス君はサービス満点で、ユスリカへのライズでもヘッド&テールで
ガンガン派手に出てくれます!!サイコーです!!
N井先生の左隣の方が#18ユスリカで2連発!私も#18ユスリカ
アダルトに変更し出るのは出るけど3連発でスッポ抜け。
イヤ〜な予感が・・・。
そうこうしていると、S田さんのフライにドーーンとド派手にアタック!
見事フッキング。と、右隣のMさんにも即ヒット!『ヤバイ!乗り遅れそう!!』
と焦り気味のN井先生はS田さん、Mさんに遅れること2分、サクラマスの
ようなギラギラなニジマスをゲット!
私は焦れば焦るほど空回り。。。そして『そろそろ時間ですぅ〜〜』と
タイムアップ。
やってしまったズーボー確定。技術的、精神的修行が全然足りてません!!
日が変わって19日。
今回の私達の阿寒湖での釣りのシステムを紹介しますと、
午前午後共、引地さんボートに乗る組は『ドライワカサギ』。
ボートに乗らなかった組は漁協の船で渡船。17時から19:30まで全員で
引地さんのボートで渡船しイブニングという具合です。
モンカゲをはじめドライフライでの釣りが朝昼はなかなか成立しないので、
『ドライワカサギ』の釣りがメインになっています。この釣り、チャミングを
するのと『フライ』と言ってもワカサギフライが全然フライらしくないので
一般的にはあまり人気がありません。しかし社長を始め今ツアーの皆さんは
海のフライフィッシングも大好きな方ばかりなので、チャミングやシリコンやエポキシフライ
には全く抵抗がありません(笑)そんな訳で大いに楽しむ事が出来ました。
さて、そんな『ドライワカサギ』の釣りですが、ここ数日は午後より午前中の
ほうが、どうやら全然調子がいいようです。昨日も午前中に乗った組は
バコバコに出たそうですが、午後はサッパリだったそうです。
アミダクジで船割りを決め、私は見事ハズレ!午前中は同じハズレ組のI丹さんと
一緒に漁協の渡船でオンネナイへ。
渡船でオンネナイ方面に向かうと、ところどころナーバスウォーターで
小さい魚がピチャピチャやっています。私はワカサギか何かと思っていましたが
後で聞くとネイティブのアメマスだそうで、15〜30cmくらいまでのサイズは
巨大スクールを形成してるようです。
渡船してしばらくすると、モンカゲがパラパラとハッチし始めました。と、唐突に
バシュッとライズ!水深50cmぐらいのところです。とりあえず、モンカゲのFN
を投げると1発で出ましたが、またもや空振り!どうもいけません。
左30m横の葦際でもう1発ライズ!小走りに走っていきフライを投げますが
今度は出ず。それからはシーーーンとライズ無し。この間10分くらい。
一瞬だけまとまってハッチしたようです。それでもちょっとずつ状況が良くなって
きてるのでしょうか?イブニングに期待です。
午後の部。
午前組のドライワカサギの釣りはそこそこ釣ったらしく、例のW氣フライもちゃんと
働いたようで、私はちょっと安心。それよりなにより社長作の『戦艦ワカサギ』は
ブッチ切りの働きをしたそうで、何でも、アメマスは勿論、チャムを横取りする
憎きカァ公までもが本物のチャムと間違えて『戦艦ワカサギ』を口にしたとか!
これには全員口を揃えて『スゲー』と感心。

そんな話を聞かされながら、午後の部突入。メンバーはI丹さん、Mさん、私の3人。
ポイント到着後、アンカーを打ち、パラパラとチャミングする事、2〜3分。
突然、ガボッ!ガバァ!!と水面が割れます。あまりの反応の早さに驚いていると
『オッ、デカイですよ!とっとと、やっつけてください!!』とガイドの引地さんが
盛り上げます(笑)
チャミングされたワカサギと同調するようにフライを打ち返すと、フライの脇の本物を
ガバッ!更に隣の隣の本物をガボォ!!フライに来るか!?と構えると、ゴボッ!!
と、ものの見事にフライに出ました! うまくフッキングし、慌ててランディング。
ファイトを楽しむ余裕は全くありません。初阿寒湖の魚は、丸々太ったアメマスでした。
イブニングの部。
この日の午後、大阪のS君、東京組のS田さん、N井先生、Mさんは帰路に。
イブニングは、W氣さん、I丹さん、社長、私の4人で昨日良かった大島へ。
私としては昨日の仇をどうしても討ちたくてウズウズしていましたが、いざ大島へ
行ってみると某氏の撮影とスクールの為、私たちの入るスペースがなく、
昨日はほとんどライズがなかったところしか空いていません(泣)
そこでとりあえず竿を出していると、さっき渡してくれた引地さんが戻ってきて
『モンカゲがスーパーハッチしてますよ!』『そっち行きましょう!』と急遽移動。
朝のオンネナイのハッチは序章だったのでしょうか?移動した先は通称、ヤイタイ。
確かにバンバンハッチしていて、水面を見るとモンカゲのシャックが累々とあります。
しかし、話は上手く行かないものでハッチは凄いのにライズは皆無といっていいぐらい
ありません。まだ、魚の方でモンカゲに慣れていないのかも知れません。
この日はW氣さんだけが、モンカゲFNで釣ることが出来ました。目の前で見過ごして
しまうような細かいライズが2回続けておき、タイミング良く釣ったそうです。
私は明日の17時には阿寒湖を発たなければいけないので、最後のイブニングだった
のですが、残念ながらダメでした。
モンカゲに出た50cmオーバーのアメマスとご満悦のW氣氏
次の日、大先生もモンカゲで『ガッ釣り』いきました!
20日、午前の部。
早朝、漁協の渡船で、昨日のイブのモンカゲを期待して同じエリアに渡りましたが、
ハッチはあるけどライズは無い状況で早々に戻り、またもやドライワカサギの釣り。
今日はI丹さん、W氣さん、社長、私の4人です。私を除く3人はこの釣りの手練れでして
今や伝説だと言われる『I丹フライ』、観察力の産物『超リアルW氣フライ』、そして
カァ公もビックリ!『戦艦ワカサギ』と対戦しなければならないので、どう考えても不利。
まぁ、私のフライはW氣さんのコピーですし、昨日もちゃんと働いてくれたのでフライは
大丈夫でしょう。そうそう私のフライ、ちゃんと名前を付けまして『ドライ・ワケサギ』と
言います。漢字で書くと『乾式・和氣詐欺』。いいネーミングでしょう?
いつものようにパラパラとチャミングすると、唐突に『ゴボッ!』『ガバァッ!!』とライズ!
ヘッド&テールでライズする様は、まるで海の魚。
『いいですねぇ〜、デカイですよ〜!!』と引地さん。
引地さんはこの釣りのガイド兼、盛り上げ役でもあります(笑)
30mほど先でサスペンド状態になったチャムのワカサギをバクン、バクンと水面直下で
捕食していて、その手前15mにはうまくチャムと同調した私のフライがあります。
いい感じで流れているのでこのままいけば、30m先でライズしてる魚がこっちに・・・・と
思っていると、突然、私に横のチャムがバクン!、その隣もバクン!もう一個本物が
あったのですが、それを通り越して私の『乾式・和氣詐欺』にガバッァァァ!!とライズ!!
バッチリフッキングしてファイトすると、グリグリローリングします。アメマスでは無く、
サクラマスのようです。グリグリグリグリ、メチャクチャにローリングするので全然引き
ませんが、バレそうで、バレそうで・・・・冷や冷やさせられました。
無事ランディングしホッと一安心していると、社長の『戦艦ワカサギ』にもヒット!
これもサクラマスです。
それにしても異常なほどのハンプバック!何を食べればここまで体高になるのでしょうか?
サクラマスでもダブルだぜ!
せっかくですので、JGFA日本記録に申請しようということになり、一度桟橋に戻って検量。
ハカリをレイクスパタカダのオーナー、高田さんにお借りし(ありがとうございました)
無事検量を済ませ、私のサクラマスは52cm1.88kg、社長のは50cm1.7kgでした。
2匹ともリリースすることも出来ました。
リリースする前にもう一枚。パチリ。
記録申請とリリースの両立も成功しGOODでした!
仕切り直して、すぐW氣さんにヒット!これはちょっと小型でしたがやっぱりサクラマスで、
今日は何故かサクラマスが回っているようでした。氏はもう1匹追加しこれはニジマス。
I丹さんはイマイチ調子が悪いみたいで、聞いてみるとバツグンの活躍をした『I丹フライ1号』
はロストしていて手元に無いとの事。作者が同じでもちょっとした違いで喰われないフライは
全くと言っていいほど魚は反応しません。これがドライワカサギ釣りの面白いところでしょうか?
更に面白い所は、同じフライでも今日良かったから明日また良いとは限らないところです。
その真意は魚に聞いてみないと分からないところですが、フライの差がここまで顕著に出る
釣りもなかなか無いかも知れません。
この日の最終便で羽田に戻ったのですが、釧路空港で『あれ?来てたんですか?』という具合に
何人かの知り合いに会いました。皆さんこの時期の阿寒湖に魅了されているようで何年も通って
いるそうです。それだけにモンカゲの釣りが不発に終わり残念がっていましたが、ネイティブの
しかも大型の魚がこれだけ釣れる釣り場は世界的に見てもそうそう無いと思います。
大事にしていきたいと思うのは釣り人共通の願いでしょう。
いや〜素晴らしい阿寒湖に感動でした!
【使用タックル】
ロッド・・・・イクシーク#4〜#6
リール・・・ティボーフリーストーン・RSTリージェント
ライン・・・バリバスWF#4〜#6F/エアフロST#6 INT〜DI-3
リーダー・・バリバス パーフェクション4X〜0X
ティペット・バリバスフロロ 3x〜6X
フライ・・・・ユスリカパターン#14〜#20(Fピューパ、アダルト、ソフトハックル)
モンカゲパターン#10〜#14(ニンフ、Fニンフ、ダン、スピナー)
ドライワカサギ各種